昨年末のニュースショー番組でのドバイの映像は衝撃的で、まるで街中に浮浪者が溢れ、街が廃墟化してしまったかのような誤った印象を与え、
関係各位から多くのお問い合わせをいただきました。弊局では昨年末に番組側と会合を持ち、甚大な被害を被っている旨を伝えるとともに、今後の活動への理解を求めました。しかし、
一旦放送してしまったものを消せるわけではなく、大変遺憾ながら、その後も番組に追随する新聞や雑誌記事が続いております。今回のニュースレターでは「現在のドバイ」について在住歴の長い方々にご協力いただき、現地からの生の声をお伝えします。
※以下のコメントは今月初旬に寄せられたものです。 |
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作家・在住10年以上
街の様子は変わったこともなく、相変わらずクレーンが稼動、建設工事が進み、街全体が工事現場のよう。年末年始にかけて多くの人が長い休みを利用して休暇にでたため、交通渋滞が少し緩和された。ショッピング・モールはどこも巨大なツリーなどクリスマス商戦でにぎやか。多くのホテルで、
一人1,000ディルハム(280USドル)もする高いクリスマスや大晦日のパーティー、ディナーが完売したという。最新の高級フュージョン和食レストラン「ズーマ」では、300席の店内がほとんど日本人以外のお客でいっぱい、
夜10時以降でないと予約が難しい。シャンペン片手にお箸をつかう彼らには不況などどこ吹く風。人工島パームでは日本企業によるモノレールのテスト走行がはじまり、ビーチではリゾート客が日光浴、その横でビル建設が続く。 |
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ツアー会社勤務・在住10年以上
不動産バブルがはじけても、ドバイでは主要な工事は進んでおり、観光への支障はありません。コスタ・クルーズ、AIDA クルーズも定期的に寄港していますし、バージュ・ドバイの工事も続いています(あまりに高い部分または、
現在は内装工事を行っているので、外から見れば工事が止まっているように見えるのかもしれません)。 年末の番組が紹介した廃墟は、現在ある自然の入り江を延長させて、アラビア湾に抜けさせるプロジェクトのため立ち退きになった住居などです。
ショッピングモールは、通常通りの混雑です。ドバイ・モールは部分営業のため、お客様の入りは他のモールに比べると少なめです。すでにショッピング・フェスティバルの前哨戦でセールが始まっており、
この期間に日本からお越しのお客様は、円高も相まって大変お得だと思います。レストランも、今までは投資家らが高級レストランを予約していて、一般のお客様の予約が取りづらかったのですが、
今では観光でお越しのお客様の予約が取りやすくなり、私たち日本人スタッフもご期待に応えられるようになってきました。
一方、ホテル稼働率は世界的な経済不況が原因で、例年の85%程度に留まっていると見られます。これは、主にイギリス、ドイツからのドバイ訪問者が少なくなったためです。
これから夏、ラマダン(8月)にかけてほとんどのホテルがプロモーションや料金の見直しをするはずです。今まで日本に目を向けなかったドバイのホテルが、日本マーケットを重要視していますので、特にグループなどは「今年のドバイ」が旅行に向いていると思います。
年末のネガティブなテレビ報道番組の影響で訪問をキャンセルされた方がいらっしゃいましたが、来られたお客様の多くはあの番組がどれだけ大袈裟であり、捏造とまではいかなくとも、正しい情報ではなかったと口を揃えて驚かれています。
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ホテル勤務・在住5年以上
実際のところ、普段の生活の中で何かが急に変わったと感じることは一切ありません。社内、または友人、知人など、身近なところで会社を解雇された人もいませんし、急に世の中が物騒になり怪しい人が増えたという印象もありません。相変わらず自動車事故は頻繁に見かけますが、
暴動、喧嘩、争いごとなどを見かける事は一切ありません。
休日のショッピングモールの駐車場はいつも満車、レストランも特に閑古鳥が鳴いているというような光景は周辺では目にしませんし、道路渋滞は相変わらず続いていますので、
街の活気や道路工事、建設現場など普段目にしている様子には何の変化もないと思います。実際、すぐ隣でビルの建設が進んでいますが、毎日引き続き工事は続いているようですし、相変わらず急ピッチで日増しにビルが高くなっています。
特にヨーロッパ方面での不況の波により、前年に比べてハイシーズンのこの時期に全体的に観光客が減っているのは否めないでしょう。当ホテルでも、
今シーズンは予約の入り方がスローであるのは事実ですが、そのかわり周辺地域からのラストミニッツのダイレクトブッキングなどは増えています。これまでのレートの上昇率から考えると、ますます富裕層だけのデスティネーションという傾向にあり、
一般旅行者にはネガティブな印象を与えがちだったドバイも、この辺りでレートが落ち着くことにより、これまで敬遠していた一般旅行者が気軽に訪れることの出来るドバイになることは、決してホテルにとってはマイナスにはならないでしょう。
日本からの旅行者にとっては、特に気候のいいハイシーズンはいつもホテルが満室で部屋が取れない、ホテルが高額すぎる、とマイナス要因になっていたドバイでしたが、
今年は各ホテルがハイシーズンにもプロモーションを打ち出しています。ディルハム(現地通貨)はドルと連動していて、円高の恩恵を受けることの出来るデスティネーションのため、日本人旅行者にとっては、ドバイを訪れる絶好のチャンスと言えるでしょう。
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ドバイ政府公認ツアーガイド・在住10年以上
街の様子は本音を言ってそこまで変わっていないと思います。新しいプロジェクトがなくなっただけで、ドバイメトロやパーム・ジュメイラのプロジェクトは続いています。日系建設会社に聞いたところ、
ドバイメトロなどの大プロジェクトは全くそのままだとのことを聞きました。
ホテルに関しては以前よりは減っていると思います。宿泊費もショッピング・フェスティバル中はディスカウントになるとも聞いています。12月21日に実際、アトランティス・ザ・パームに泊まりに行ったのですが、
その日の稼働率としては60%くらいだと聞いたので、前よりはやはり客足は減っていると思います。一方では、ホテル価格が安くなっていることで個人旅行の方のほうが増えたような気がします。
アトラクションの砂漠ツアーに関しては、去年は平日でも30台〜50台はランドクルーザーが出ていたものが、今年は5台〜15台というところが多いようです。ショッピングモールの混み具合は全く変わりません。レストランは以前よりは空いていますが、
Eメール・プロモーションなどの知らせが入るなど多彩なサービスを始めており、いろいろチョイスが増え、良くなったと思います。
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